某フードデリバリー配達員の読書ブログ

フードデリバリー配達員が読んだ本のまとめと感想

上岡正明 著「投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法」の感想

投資に関する本を読もうとして集中的に読んでいる今、その4冊目として手に取った一冊「」。

ただ、数ページ読んで気づいたのは、株式投資の本じゃなかったってこと。広い意味での投資の本。いわゆる自己啓発系の本。自分がイヤというほど読んできた系統の本ともいえる。

そんなこの本の内容を簡単に言えば「成長に投資しろ」ってことになるのかな?ちょっとまとめすぎかな。

書籍「投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法」について

著者 上岡正明
発売日 2023/6/21
ページ数 256ページ

投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法の概要

人生100年時代と言われながら、成長も見込めずネガティブなニュースばかりが目につく日本。

そんな状況を生きる私たちに今、もっとも必要なものが「投資脳」。誰もが今、投資家的な考え方、つまり「投資脳」を持って生きることが迫られている。

投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法の要点と感想

投資脳と消費脳がある

リソースを投資に回すのか、リソースを消費に回すのかで未来は大きく変わるという主旨の内容。もうそれが全てであり結論ともいえる本。

時間やお金といったリソースを消費するのか投資するのか。あなたはどっち?みたいなことで、もちろん投資しようねってことがずっと書かれている。

そして、これを読んでいる僕は浪費しかしていない人生だったと今痛感している。

投資のリターンにつながる3つの分類

投資がリターンにつながる部分に集中的にリソースを投下しようということが書かれており、それは主に次の3つに集約される。

  • 知識・スキル
  • 経験
  • 金融資産

3つめはいわずもがなではあるけど、他の2つに投資する意識を高めようねという本。

知識やスキルを高めることができれば転職で優位になり給与が増えることもあるし、経験も同様で、それをやったことがあるということで自身の価値を高めることができる。しかも、知識や経験は減らない。

つまり、それ以外にお金や時間を使う事は無駄になっている可能性が高いってことなんだけど、ですよね…としか言えない。無駄なことにお金を使ってきたと感じている。

”自分のため”にお金を使うときに起こす間違い

過去の自分もこの本をたくさん読んできたのに、その未来にあたる今、何も大きく変わってないと感じるのは、次の2つの理由があると感じている。

  • 投資の動機が間違っていた
  • 投資とリターンの連動性が見えない

1つ目は、自分の見栄のために時間やお金を使ってきたと感じている。これは絶対に無駄。本当に無駄。その場の見栄のためにお金を使うのは何も得ていないと同じ。

見方を変えると”見栄”というリターンを即座に得ているので、その投資の役目は終えてしまっているともいえる。投資とリターンの距離や回数が極端に短く少ないモノへの投資は無駄になる。

 

2つ目は、投資とリターンの連動性が見えないということ。

本の中ではこんなことも書かれている。

「今、職場やポジションの役割の中で、もっとも必要とされているスキルから学ぶ」

これは投資とリターンが繋がっているものから投資をしましょうということを意味している。

僕は英語力を高めようとして3年ぐらい毎日勉強を重ねていて、ようやく英語の苦手意識が弱まる程度のところまできた。ところが、これを活かせる場面がほぼない。つまり、リターンにつながらない投資をしていることになる。

なぜ英語?となると、見栄や復讐心が発端なので、1つ目の間違いポイントと重ねる部分もある。

英語が理解できることが無駄な投資とは言えないまでも、他のことに投資をしていれば多く早くリターンを得ることができていたのでは?と思う部分はあるので、役割の中で求められる知識やスキルを身に着けるという意識は本当に大切だと思う。

てなわけで・・・

時間やお金を無駄にしないようにしよう。リターンにつながることに使っていこう!ということが書かれているのが「投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法」でした。

すでにそのことを理解している方にはそりゃそやろ!って話だけど、うまくいってないなと感じる人は、まあ確かにそうかもねという学びが多い一冊だとは思う。

ただ、同じ内容を学ぶなら「完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change」が最強だと思うので、こちらを読んでない人はこれを読んでみると目から鱗がぶっ飛ぶはずだとも思った。

 

そして、この手の本を読むと冷めた自分が居る。自分の人生に責任を感じ始めたのが数年前というアラフィフ底辺の自分からすると、過去のすべてをダメだしされているような気持ちになるためだと思う。

お金の無駄はまだ良いとして、時間の無駄は本当に悔いても悔いきれないという溜息と共に、これを書き終えた。